日蓮宗三宝塔-地涌の四菩薩
実際は三幅組の掛け軸です

  【日蓮宗三宝尊】
   南無無邊行菩薩
  南無上行菩薩

 南無多寳如来
南 無 妙 法 蓮 華 経
 南無釈迦牟尼佛..
.

  南無浄行菩薩
   南無安立行菩薩
お釈迦様が法華経を説いていらしたとき、地面が割れて土の中から七宝に飾られた宝塔が現れ、空中にとどまりました。そして宝塔の中からこのような賛美の声が聞こえました
「善哉、善哉、釈迦牟尼世尊の説くところのものは皆これ真実である」
人々は驚きこのわけをお釈迦様に聞きました。すると
「この宝塔は宝浄世界の多宝如来の舎利塔で多宝如来が昔、菩薩道を修行していたとき、もし、私が成仏したのち、法華経を説くところがあれば、わが塔はこの経を聴くためにそのところに湧現して、これを真実なりと証明しようと誓願を立てられた。」と言われました。
 そして、お釈迦様が宝塔の扉を開くと多宝如来が禅定の姿で坐っておられ、自分の座っておられるところを半分あけてお釈迦様に譲られたのでお釈迦様は並んで座られました。これを「二仏並坐(にぶつびょうざ)または二佛同坐」といいます。
【地涌の四菩薩】
釈迦如来が説法をしていた際に大地が割れ、そこから涌き出た無数の菩薩(これを総称して地涌の菩薩と称す)の筆頭が上行菩薩・無辺行菩薩・浄行菩薩・安立行菩薩であり、これらの菩薩は釈迦亡き後の末法の世において仏法を護持するものとされている>
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