白雅の美術館
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猫の箴言
戯言集
 
  今日 アクセスカウンター   昨日 アクセスカウンター    総計 アクセスカウンター   017/1/20設置
♪ 新しい朝が来た 希望の朝だ喜びに胸を開け 大空あおげ・・・・
「何だよお前、何を小さなことでくよくよしているんだよ」
「伸び伸びして空を見ろよ、あんなに広くて深いんだぜ」
「そうだよお前の悩みなんて、いくらでも吸い取ってしまうよ」 
「ウーン やまのあなたのそらとおく か」
「ネエ なに見てんの?」
「さいわいがすんでると思ってさ」
「お前たちナァ 餌を食べられて生きていて、その上なんのさいわいが欲しいんだい。
のびあがたっり遠くを見たりするより、世の中の真実とか しあわせとかは、必ず足元にあるもんだよ」 
「なに見てんだ、美味しい物があるのか?」
白ジイサンがサ、幸せは足元にあるって言うからネ」
「どうも分かんないんだよナ、齧っても舐めても、全然幸せの味がしないんだよ」 
 はーはっはは 「まだまだ君たち若(にゃく」いのー」
♪ 骨まで〜骨まで
「何?あれ !!」 
「昔、城卓矢ってのが歌った(骨まで愛して)って歌だって、骨まで愛して欲しいのよ だってさ」
「あたい、お魚さん お目目が怖いの」
「おれ 何でもいいから食いたい(@ ̄¬ ̄@)
♪ うえぇをむぅいてあぁるこぉぉよ
「上を向いていたら足元のおいしいものを見逃すよ、ンガ・・・」
「白ジイさ 若い時に上ばかり向いていたからいつも飢えていたんだって」
「ン・・・今も飢えてるけど・・・しかし、若い者、鋭いところを突くノウ」
「おーい ここに来いよ 美味しい物があるぜ」
「ボク まだゴミ箱をあさるほど落ちぶれていないよ」
「これこれ 今は恵まれている若いものよ、ゴミ箱をあさろうがなんであろうが、最後に生き延びて笑うものが一番の勝利者になるんだぞ。
今が幸せだからって、一生幸せが続くとは限らないぞ。
たまたま不幸せなものを蔑むのは 自分の未熟さをさらけ出すようなものだ」
「アッ!!お前 何悪い事して牢屋に入れられたの?」
悪い事なんかしないよ。脱北に失敗しただけだよ」
オレたちサァ、猫に間違えられたよ。冤罪だよな」
「オレ、将軍様の悪口を一言言ったら拘束されちゃったい」
「怖い村だネ、ぼくビビッておしっこ漏れそう」
「ヒビッテいる場合かよ。お前の村の長老もそういう村にしようとしているんだゼ」
「正しい事のために怒れない奴を、昔から(玉無し)とか(筒-ずつなし)と言ったもんだ。怒れ怒れ!!」
「どうしましょ、あたい玉も筒もがないの」
「バカもん!!意味がちがうだろうが」
不貞寝をしたり怒ったり笑ったり泣いたりおすまししたり、いろいろ有るから一生は面白いんだよね。
 「こういうのをバックシャンというのヨ」
「なに?それ」
「見返り美猫って、後姿がいいってことヨ」
「それならオイラも」「おいどんも」
「これならどうだい」
                                       
 (バックシャンー和製ドイツ語)
「なに!!生まれが悪い。 生まれが悪けりゃ生き抜く力が強くなるのよ。 お嬢様育ち!! 気の毒にサバイバルに弱かろうよ。」
 あいつおとなしいと侮っていると、怒りをためた相手に反撃されることがある。
互敬の心で行こうよね。
「おまえたち、生まれが悪いと卑屈になったり、生まれが良くてもへっぴり腰になったり、コソコソと物陰に隠れて、他の猫の笑いものになってはいけないよ」
「ヒソ ヒソ ヒソ うちの長老猫困ったもんだね。頼みもしないのにまたドゥテルテ猫のところに行って、1兆円もくれるんだって」
「村には寝るところも食い物もない猫がいるのにさ」
「自分の財布から出すんじゃないから平気なんだよ。外国に殿様顔も出来るしさ」
「おれ今度の長老の入れ札、別の猫に入れようと思うんだ」
「シー これからこういう寄り合いもテロ防止罪を作って牢屋に入れるらしいよ」
「ヤレヤレ 見張りを立てなきゃ寄り合いも出来なくなるのかよ」


「これこれ、コソコソ寄り合いをしている若(にゃく)い者よ」
「あッ またジイサンだ。にゃくい者よ だってさ」
『コソコソしていては何も変わらんのだ。正しい事は大声で堂々と言いなさい』
 「おまえたち、生まれが悪いと卑屈になったり、生まれが良くてもへっぴり腰になったり、コソコソと物陰に隠れて、他の猫の笑いものになってはいけないよ」
「え〜子(し)のたまわく・・・」
「フワ〜〜ァ」
「ア〜〜〜ァ」
「グワ〜〜ァ」
「みんなあくびしているけどボク、エスケープ
「え〜子(し)のたまわく・・・」
「今度の先生、メス猫だと安心していたら、また、しのたまわくを始めたぞ」
「しかし (のたまわく) が好きだねぇ。僕逃げる。」
「わたしも あたいも おいらも・・・・・」 
「ニャンニィ!!誰もいなくなっただと((ヾ(≧皿≦;)ノ_))」
「ニャンとも もう、メス教師だって 馬鹿にしてるのよ」
「藁の上で生まれた猫、布団の上で生まれた猫、生まれに差は有っても、生まれる必然に差は無いね。
成長する上で、布団の上で生まれた猫には転落する恐怖、藁の上で生まれた猫には向上する楽しみ。
差し引きすると、一生の幸不幸は均一しているんだなぁ」
「我輩、年を食ってそれが分かるようになったのさ」
「わァ!! あのオジちゃんボロボロで傷だらけだ!!」
「坊やよく聞きなさい、ボロボロで傷だらけから、這い上がり生き延びたものこそ晩年の安息も深いものだよ。
見掛けで他を判断してはいけないよ」
「ジイがいつも伸び伸びと生きろっていっていたけど こうかい」 「う〜〜〜ん、こうかい」
「それはすこし伸びすぎたけど、遠い目標を持って生きないと偉大な猫になれないぞ」
「そう言えばジイも今日は伸び伸びしているね。先が短いのにどんな偉大な目標があるのかな??」
「あたいねぇ子子子子の子子子の子子の子子子なの」
「・・・・・・・」
「わかんない?(子猫この猫この猫の子猫)」
 「あッ!!  久し振りの白ジイサンだ!!」
「これこれ、若いのが大勢集まって何の会議だね」
「韓猫の奴、いつも約束を破っちゃもっと餌をよこせってごねるんでね、そういう奴には一度がツンと言わなければと決まったんだよ」
「そうそう、若い者ははそのくらいの覇気があったほうがいいね。今まで年寄りが甘やかしたからいけないんだな」
白ジイさん、大丈夫かい?」
「具合が悪かったらボクのように寝てればいいんだよ」
「それがさ、北斎っていうジイさんが描いた火の車の絵を見たら、とてもオチオチ寝てらんないんだよ」
「今日は白ジイさん来ないね」 「何でも頭が痛いらしいよ」
「年の割りにせかせか歩き過ぎるんだよ。昔から言うだろ、せちせち貧乏って」
「アッ分かった、お金が無いから頭が痛いんだ」
「またあいつら、俺が居ないと悪口を言ってる・・お尻も痛いんだよ!!...
「北や西北や中どころの猫どもが隙を窺っていろいろ企んでいるようですぜ」
「なにぃ!! 光秀猫や、黒駒の勝猫のように殴り込むというのか」
「【喝】って言ってやればいいんだよ。揉み手の外交ばかりしているから舐められるんだよ」
「寝るほど楽な世の中に、起きて働く馬鹿もある」
「おまえ、そう言っていると後で困るよ」
「そういえば、ハクガって白猫、困っていたなぁ」
「ン!!・・俺の事か?」
ボクねぇ、隣のおしゃべりな告げ口猫は、自分で墓穴を掘って牢屋に入りそうで少し安心だけど、お土産無しでうちに来てどっちゃり物を持ち帰った北の居坐り猫は、まだ欲しいって水の向こうから狙っているし、西隣の強欲猫は隙があったらと舌なめずりしているし、お友達だと思っていたボス猫は、自分のことは自分で守れってそっぽを向きそうだし、ホント困ってンだ。
「へぇ〜、安倍ちゃんちの猫、あんなにお金をばら撒いたのに、いざッテなると誰も味方して呉れないのかい。」
 「あべチャンちの猫って面白いね。俺がちらりと向いただけで擦り寄ってきてさ、ありったけ愛嬌を振りまくんだよ」
「あれは自分の家族が困っているのに、よそから来たものには何でも呉れるんだってさ」
「俺もそう思って、ロシアから、はるばる土産も持たずに行ったら、ふんだんにお返しを貰ったよ」
「自分の家族が飢えていても、外面を良くしたいのさ」
ミャンマーやフィリピンやその他いろんな国の猫が、引きも切らずに押し寄せてるんだって」...
「だって、自分のじゃなく家族の小遣いを使うんだから平っちゃらさ」
「ボクお利口さんです」
「お利口さんねぇ、君がたまたまいい家に生まれたんじゃなく、自分の力でそう成ったならもっと褒めてあげるよ」
あのね、他を見るときは、物陰から見たり、はすかいに見たり、上目づかいで見たり、尻目にかけてはいけないよ。
我輩のように、正面から見たり、正面から物事に対峙しないと相手のことがゆがんで見えるよ。 
「見てくれ、この天下御免の向こう傷、ノラ猫退屈男だ!!」
「はぁ〜、戦うべき時は戦うべきかね。」
「そうだよ、戦うからには勝たなくちゃね。」
「どうすればいいの?」
「太陽を背負って、正しいことだけに戦うのさ。
それからね、絶対勝てると分かるまで辛抱して待つのも戦いなのさ。」
「なるほど、白ジイサンが戦って負けたことがないと言ったのはそういうことか。」
「・・・ボカァ夢見がちの猫だったんだよナァ」
「かなった夢は少ないけれど、いっぱい夢を見たことが、今のボクの財産なんだよ」
 
 
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